2010/02/27

寅年なので虎特集(台南編)

 二度目の旅行の記事もようやくほぼ終了となった。まだ天后宮関係で書く可能性は残っている(開基天后宮大天后宮ともに現有記事に不満がある)が、せっかくブログ宣伝ポータルにも登録したことだし、おすすめ名所のまとめでも書こうかと思う。
 食い物の方がアクセスはのびるだろうけど、食い物は余所でいくらでも読めるので後回し。

 台南は無知のまま旅行すべき地ではない。なのに日本語のガイドブックが頼りにならない以上、少しでも知っている者が情報を提供するつもり。
 自分よりもっと調べて書ける人がいて、もう無理に書かなくてもいいかな、と思える状況になれば理想的だ。この記事を読んだ画面の前のキミ! オラに代わって台南の魅力を伝えてくれ。


 まぁふざけるのはこれぐらいにして、寅年特集の続きだ。
 こちらは恐らくは虎爺と呼ばれない者たち。しばしば寺院の門の向かって左(本尊から見ての右側)に虎、反対には龍が描かれる。それぞれ「虎嘯」「龍吟」だ。張衡『歸田賦』の一節「爾乃龍吟方澤 虎嘯山丘」が元だという。
 もちろん描かれた虎と龍は門神という位置づけになるだろうから、実質的に虎爺と違いはない。固有の信仰対象として認識されるか否かの差というべきか。
 なお、十九世紀末に書かれた『台湾通志』には、次のような説明がある。

宗教之事、各地倶有、所処不同、即所祀之神亦異。是故山居者祀虎、水居者祀龍、陸居者祀牛、澤居者祀蛇。則不得以祀虎者為是、而祀龍者為非。


 山に住む者は虎、水辺は龍という辺りは「龍吟虎嘯」によるのだろう。ここでは、土地によって祀るべき神は異なるのだから、どれかが正しくてどれかが間違っているわけではないと、当り障りのない(というか中味のない)話になっている。その辺は書き手がどの程度の理解があるかで変わってくるし、そもそも現代的な意味での学者の説ではないのでおいておく(現在の学者だって、世論誘導に使うことに変わりはないが)。

開元寺三川門
 開元寺三川門。もっとも典型的な「虎嘯」である。

開基天后宮
 開基天后宮。
 媽祖廟と龍虎の関係はよく分からないが、反対側には龍が描かれている。

北極殿
 北極殿。反対側は龍だし、これも「虎嘯」。
 でも門扉は両方揃って龍だったりする。

台湾府城隍廟
 見づらいが台湾府城隍廟も虎の反対は龍だ。

薬神廟
 薬神廟。虎と龍がそれぞれ山と水を守護すると考えるならば、農業の神というべき神農の廟にふさわしいのかも。

普済宮
 普済宮。極めてマニアックな廟宇だが、蔡草如の「伏虎」はなかなか良い。
 以前に紹介した記事で、「降龍」の画とともに見てくれい。

景福祠
 土地公廟の景福祠にもあった。

台湾府城隍廟
 さて、ここから二つはたぶん虎ではない。
 これは台湾府城隍廟の屋根。虎というよりは獅子であろう。が、虎爺の造型が獅子(シーサー)に近いことを思えば、案外……という気もする。誰か教えてくだされ。

台湾首廟天壇
 台湾首廟天壇。ふさふさで抱き心地が良さそうだ。

2010/02/21

寅年なので虎爺特集(台南編)

台南の廟宇においては、二種類の虎の生態が知られている。
 一つは入口の左右に龍とともに描かれ、聖なる空間を守護する虎。この場合は生物学的にも、まずは虎というべきだろう。
 そしてもう一つのパターンが、ここで取り上げる虎爺である。

興済宮
 我が家の年賀状に登場した台南興済宮の虎爺。主祭壇の手前左に鎮座しているが、こういうパターンは少数派である。
 なお、彼は主祭神の保生大帝に助けられた恩を返すため、ここにいる。詳細は「興済宮(一)正殿と保生大帝」で。

東嶽殿の虎爺
 同じく年賀状に使った東嶽殿の虎爺。これもやや特殊なパターンだ。
 東嶽殿は地獄に堕ちた死者を救う場なので、虎爺の役割もまた違うのではなかろうか。

孔子廟
 お役目がない例。台南孔子廟ではガラスケースの中に陳列されていた。
 孔子廟に虎爺の居場所はないのだろうか。
※これは虎爺ではなく、敔という楽器である。

 ここから下の虎爺こそ、台南(というか台湾)での典型的な姿である。

開基武廟
 開基武廟の福徳正神の下壇を守護する虎爺。「下壇将軍」と表記されていることでも分かるように、祭壇の下のくぼんだ部分に鎮座している。イメージとしては、ハイデッカーの観光バスの下に乗務員の仮眠スペースがあるようなものだ(本当か?)。
 虎爺という神格は、基本的には特定の神を守護するものである。時にはなぜ守護するようになったかという物語が付与されることもある。この暗くじめじめした場所への祭祀は、あくまで虎爺が望んだ結果なのだ。

天壇
 天壇の虎爺。
 造形的には獅子との中間形が多いように思われる。縞々模様でどうにか判別できる。

保安宮
 台南保安宮。
 祀られるのは一頭(一柱?)とは限らない。

集福宮
 集福宮の虎爺。先に「集福宮(二)虎将軍と門神画」にも載せた。

開基共善堂の虎爺
 際立った造形で有名な(嘘だ)開基共善堂の虎爺。「開基共善堂(二)天皇殿の神々」で一度載せたものだが、あえてhashiカメラから一枚。何というか、ぼけてるぐらいがちょうど良い凄さである。

大天后宮
 大天后宮の虎爺は石造である。本当にこれが虎の像なのか疑問がなくもないが、現在は台南きっての古い虎爺として君臨している。

 そんな感じで虎に溢れた台南であるが、やはりもう一つの虎についても触れねばなるまい。次回、寅年なので虎の絵特集(台南編)を刮目して待て!

※なお、台南編以外が執筆される予定はない。

2010/02/18

開元寺(十三) 踏まれる者たち

南方増長天
 台南で衝撃を受けたものの一つが、この「踏まれる者」であった。
 煩悩にまみれている点では彼らに引けを取らないderorenであるが、彼らのようなビジュアルに老けていくことだけは避けたい、と思うわけである(踏まれないように努力するのは難しいのであきらめている)。
 「風」の増長天に踏まれるこいつは、まだマシなビジュアルだ。

東方持国天
 「調」の持国天。あまりにその辺のオッサンなので虐待しているように見えなくもない。やんなっちゃうなー、ボリボリ。

北方多聞天
 「雨」の多聞天。禿げてないよ!

西方広目天
 「順」の広目天はオバサンを踏んでいる。なんとなく男女平等だ(三対一だが)。
 そんなわけで風調雨順。
 寅年なのでトラに踏まれてめでたしめでたし。

※開元寺は台南きっての(つまりは台湾きっての)古寺。とても居心地の良い場所なので是非一度は訪ねてみよう。
 過去の記事はこちらでござるよ。
(一)大門 (二)三川門その一 (三)三川門その二(門神画)
(四)彌勒殿 ※彼らを踏むのはここの四天王である。
(五)浄業堂と重修海会寺図碑 (六)大雄宝殿 (七)左右の護龍と大士殿
(八)開山堂 (九)銅鐘 (十)北園別館の残景
(十一)2009年8月某日のお昼前 (十二)圓光寶塔

2010/02/16

キャセイパシフィックの機内食(2009.8)

キャセイパシフィックの機内食
 今さらのネタだが夏の機内食(エコノミー)はこんな感じだ。あまり季節は関係なさそうだが。
 基本的にしょぼいので「エサ」と呼んでいた。いっそ有料にしたらどうかと思う(もちろん運賃値下げで)。飯が目的の旅なので、無理に機内食を食べる必要はないのだ。

キャセイパシフィックの機内食
 これと上のパスタを選択。緑茶はかなり不味い。

キャセイパシフィックの機内食
 帰路(桃園→関西)の機内食。
 この時はもうふぬけていたので、写真がかなり厳しい。もう一つの方(焼き肉ご飯)は全部ぼけていた。被写体としての価値もなかったけど。

キャセイパシフィック航空の機体トラブル
 いささか厳しい評価になったのは、機体トラブルによる遅延のせいでもある。行きの飛行機は関空で四時間も遅れた。空調のトラブルだったというが、本当に離陸できないほどの故障だったのかは知らない(上の写真は修理中の様子)。
 結局、離陸と着陸時に空調が切れるという条件付きで飛んだわけである。

 関空から台湾に行く場合、どうしてもキャセイが第一選択肢になる。エサはしょぼくても食える味なら構わないが、遅延等のトラブルは出来るだけ回避していただきたいものだ。

2010/02/14

台湾屋台料理ペイペイ

台湾屋台料理蓓蓓
 derorenが大阪で仕事の夜、せっかくなので台湾料理を食うことにした。本当は翌日に南京町と思っていたが、人だらけだし變臉(変面)もなさそうなので中止した代わりである。
 で、宝島に行くつもりが紆余曲折あって、地下鉄谷町線の野江内代駅へ。行き先は以前から存在は知っていた、台湾屋台料理PEIPEIだ。京阪の関目駅からも近い(我々は一応京阪沿線の住民だ)ので、ちょうど良いから訪ねてみたわけである。

 しかし、地上に出たらこれがまぁ寒い。
 で、店はラーメン屋の構造そのままで、ビニールで覆っただけのまさしく屋台。火鉢があっても寒かった。やはり屋台は南国に限るなぁと、ますます台湾に行きたくなったわけである。

台湾屋台料理ペイペイ
 この店はいろいろ流儀があるそうで、最初に講釈を受けた。講釈というほどのものではないが。まぁ詳細は自分で聞いておくれやす。
 写真は七輪での焼き肉。向かいの肉屋で買って来た肉に、主が味付けしたものを焼く。
 初心者は鶏肉らしいのでそうした。何やらモンゴル方面の味だそうだ。最後にクミンとゴマをふった肉は、なかなか面白い味で良かった。

台湾屋台料理PEIPEI
 青菜の炒め物。この日は小松菜だったが、これが予想外にうまかった。
 あまりにうまかったので、近くのスーパーで一束買って家でも作ってみた。A菜や空心菜や豆苗と違って小松菜なら安いから、これからも作ってみよう……って、店の話じゃなくなってるぞ。

台湾屋台料理蓓蓓
 そしてやって来た魯肉飯だ。
 だいぶ日本的な様相ではある(肉燥飯はともかく、「魯肉飯」という名の飯は今は亡きヒゲ張でしか食ってないけど)。

台湾屋台料理ペイペイ
 が、かき混ぜて食えばしっかり台湾の味。これは文句なしにうまい。

台湾屋台料理PEIPEI
 焼きそばは麺よりモヤシの方が多い感じ。上に生卵がのっていて、混ぜて食べる。
 うまいが、あっという間に冷める。

台湾屋台料理ペイペイ
 最後はデザート。白玉の中には花生とゴマの餡が入っていた。

 店の印象は決して悪くないのだが、何にせよ冬の屋台は寒い。オンボロな京阪電車に飛び乗って、やっと一息ついた我々であった。

陶々楼(京都 室町三条上ル) メニューいろいろ

 年末年始にかけては、定期的に京都市の中央部に出掛ける用があった(京都に住んでるから当たり前だという人もいるだろうが、生活するだけなら行く必要ないぜ)。
 で、陶々楼にも出掛けたので、その時頼んだものを掲載する。
 なお、この店は過去に二度紹介している。
陶々楼(京都 室町三条上ル)
陶々楼(台湾料理)早くも再訪

陶々楼
 前菜盛り合わせ。香腸、キュウリの酢漬、麺筋。まずまず台湾風味。

陶々楼
 里芋と豚の角煮。最初に訪問した時も食べたが、これはうまい。

陶々楼
 干し大根と卵を炒めたもの。まぁ台湾料理といえば定番である。
 ただし、台湾では食べたことないけどさ。

陶々楼
 マコモ茸の炒め物。メニューにはないが、入荷していれば教えてくれる。
 最近は日本でも栽培されているらしいマコモ茸(マコモ自体は日本に自生するけれど、マコモ茸は新芽に菌が寄生した、いわば奇形である)。タケノコほどポリポリしないが、なかなかうまい。

陶陶楼
 エビの天ぷら。ドレッシングがかかって、決して高級な感じではないが美味。

陶々楼
 鶏を揚げてピリ辛に炒めたもの。
 山椒がかなりきついので、好みが分かれる料理だ。舌がしびれるよ。

陶々楼
 糖酢魚片(980円)。「すっぱい、甘い魚片の炒め」という直訳加減が気になって頼んだら、まぁその通りの食べ物だった。うまいよ。

陶々楼
 青菜の炒め物。この時は豆苗だった。
 値段は安くない(900円?)が、これだけ青いのを食べると栄養価的には安心出来る。

陶々楼
 最後は肉燥飯。これは事前に頼んでおかないとダメだ。その時によってけっこう味がばらつくけど、香菜をたっぷり載せて食えば台湾気分。

 そんな感じで食べに行っているわけである。

2010/02/13

首相大飯店(台南市北区)案内 (非公式日本語版)

 まいどお世話になっている首相大飯店の記事は、アクセス数も多いようである。とはいえ、過去の記事はまとまりがないし、一見さんに便利とは言えない。せっかくなので基本データをまとめてみよう。
 首相大飯店公式サイトTOPには、かつて「中文」「English」とともに「日本語」というボタンもあった。リンク先はnot foundだったけど。結局消されてしまったボタンの無念を晴らす意味………も込められていたら大変だ(2010年5月に復活した!)。
 なお、いうまでもないがこの記事は非公式版なので、内容に関して責任は取れない。首相大飯店にも責任はない。ただし、間違いや変更点があったら教えていただけると嬉しい。


※当ブログ内の首相大飯店関連記事
 首相大飯店とはこんなホテルであった
 首相大飯店との別離
 首相大飯店の朝食(付タリ摩天楼)

首相大飯店(台南市北区)
首相大飯店(Premier Hotel)
 住所:704-48 台南市北区公園路128號
 公園路に面している(グーグルマップに載っているが、場所が微妙に違うので注意)。台鐵台南駅からは徒歩10分程度で、じゅうぶん歩ける距離だが、荷物が重ければタクシー利用もあり。
 高鐵(台湾新幹線)台南駅からの連絡線が2011年1月2日に開業したので、安く移動したければ連絡線で台鐵台南駅→徒歩となる。
※2010年12月末までは、免費(無料)バスかタクシーのいずれかで移動だった。免費バス「台南公園」行ならば終点下車。終点に着く直前にホテルの前を通過するだろう。タクシーは400元ぐらいだったと思うので、三人旅なら(連絡線よりも)タクシーが楽でおすすめ。

首相大飯店
 電話番号:06-2252141(日本からはKDDIならば001-010-886-6-2252141)
 日本語は片言ならばいつでも通じる。流暢な人が当たればラッキー。

 メール:premierhoteltaiwan@gmail.com
 ホテルなのにフリーメールかよ、と驚いてはいけないぜ。
 直接予約先もここ。質問をしても返事は期待出来ない。電話の方が無難。

首相大飯店(台南市北区)
☆客室の一覧と予約方法
 客室はテレビ、有線LANコンセント、セーフティボックス、人数分のティーバッグ(ホットチョコレートもあった)、無料ミネラルウォーターなどがある。バスタブあり。窓のない部屋が多い(正確にいえば、全くない部屋は少ない模様)ので、気になる人は部屋を指定しても良いだろう。見取図はここ
 無料の朝食券は人数分つく。
 エキストラベッドは$400。身長110cm以下の子どもは$100で食事付き。
 宿泊料は人数ではなく部屋単位なので、一人でも二人でも同じである。

 日本からこのホテルを予約する方法としては、楽天トラベルか直接予約がある(easytravelなどもあるけどね)。楽天トラベル経由だと日本語で予約出来るが、直接予約の方がわずかに安い場合が多いようだ。
 直接予約の場合は、チェックイン予定時間に注意。遅れると予約取り消しの場合もあるらしいので、多少遅めにした方が良さそうだ。

・標準單人房(Standard Single)
 一番安い部屋で、ベッドがセミダブル(通常のシングルより広め137cm)。日本のビジネスホテルと比べれば、この部屋でも遙かに広いので、一人で泊まるなら問題はない。二人で泊まることも可能のようだが、ベッドを追加するぐらいなら他のプランにした方が良い。
 料金は直接予約なら$1,600。ただし時期によって変わる(以下も同じ)。二人分の朝食券つき。
※料金が変わったようなので書き替えた。以下も同じ。

・高級單人房(Superior Single)
 ベッドが一般的なダブル(幅152cm)。基本的にここのシングル三タイプは、部屋の面積とベッドの面積で区分されているようだ。もちろん二人宿泊可能で、料金は通常$1,700で、二人分の朝食券つき。

首相大飯店
・豪華單人房(Deluxe Single)
 ベッドがキングサイズ(幅193cm)。derorenたちは毎回ここに宿泊している。とにかく広いぞ。
 二人宿泊可能で、料金は通常$1,800。1元3円計算だと、5400円だ。二人分の朝食券つき。

・雙人房(Standard Twin)
 ツインルームで、一般的シングルベッド(幅97cm)が二つある。通常は$1,800で、二人分の朝食券つき。

・三人房(Superior Twin)
 三人部屋という名前だが、実際は標準單人房サイズ(幅137cm)のベッドと、一般的シングルベッド(幅97cm)がそれぞれ一つあるだけなので、ツインルームの一種と考えた方が良い。小さな子ども連れ向きであろう。通常は$2,100で、三人分の朝食券つき。

・四人房(Deluxe Twin)
 これも四人部屋というのは微妙で、高級單人房サイズ(幅152cm)と標準單人房サイズ(幅137cm)のツインルーム。ファミリー向けで、赤の他人同士のグループ旅行で泊まると、いろいろ気まずいことになりそうだ。通常は$2,400。四人分の朝食券つき。

・商務套房(Business Suite)
 一部屋のみ。机やFAXなどがあるようだ。通常は$2,100で、二人分の朝食券つき。公式サイト曰く、稼働率が低いのできれいな部屋だそうな。ニントモカントモ。

・蜜月套房(Honeymoon Suite)
 一部屋のみ。新婚さん用の特別室である(参考写真)が、一般客にも宿泊を奨めている模様。通常は$2,100で、二人分の朝食券つき。


☆サービス
・朝食無料サービス
 バイキング形式で、一階フロントの横のスペースで食べる。なお、日中は飲み物のセルフサービスがあるらしいが、derorenたちは利用したことがない。
 使わなかった朝食券は、一枚につき冷蔵庫の飲み物一本と交換できる。derorenは一度しか交換していない。

・投幣式洗衣間(コインランドリー)
 全自動洗濯機と乾燥機が一台ずつある。どちらも一回につき$50必要なので、両方使えば$100となる。高いか安いかは人それぞれ。利用可能時間は午前8時から午後10時まで。洗剤はフロントでも買える(両替もフロントで)。
 なお、一台しかないので他の客に使われている可能性がある。
 安物のTシャツを乾燥機にかけたら縮んでしまい驚いた。別にホテルの責任ではないが、乾燥機を使うべきかどうか、洗濯物の中身をよく考えて選択すべきだろう(普段から乾燥機を使ってる人なら問題なさそう)。

・健身房(フィットネスルーム)
 台湾のホテルには欠かせない設備のようである。マッサージチェアもあるようだ(hashiは利用した)。宿泊客は無料で利用できる。

・微波爐(電子レンジ)
 客室フロアの服務台に一つある。宿泊すれば必ず通る場所なので、すぐ分かるだろう。製氷機もあるようだ(関心がないので見ていないが)。

・公用電腦(パソコン)
 フロントの近くに一台あるものは無料で利用可能。ただし中文ウィンドウズなので、持ち込めるなら自前の方が絶対に良い(コンセントは110Vだから、基本的に変圧器不要)。
 MacBookの貸出サービスもあるらしい(一時間100元、一晩400元)。やはり中文ウィンドウズだろうけど。しつこいが自前のPCが一番便利だ。

※以前は自転車を無料で借りることが出来たようだが、現在のホームページには記載されていないので不明。

☆その他のサービス
・両替
 フロントでも一応受け付けている。すぐそば(というか同じビル)に銀行もある。なおVISAクレジットカードがあれば、近くのセブンイレブンでキャッシング可能である(両替手数料と一ヶ月分の利子は大差ないと思われる)。

・コンビニ
 徒歩1分の距離(公園路と成功路の交差点)にセブンイレブンあり。

☆その他小吃
 阿憨鹹粥:サバヒー粥の超有名店。ホテルの前の公園路を北(セブンイレブンと反対方向)へ歩き、公園南路との交差点を左折して、次の信号(信義路)まで歩いたところ。ホテルの朝食を無理に食べるよりは、ここに通うことをすすめる。サバヒーとカキがたっぷりの粥(米の粒が残ったタイプ)はとにかくうまい。
 西羅殿牛肉湯:台南名物の牛肉湯(新鮮な牛肉に熱いスープをかけて食べる)の店。阿憨鹹粥と同じ通りの反対側にある。肉燥飯とセットで100元。これもうまいよ。
※公園南路は上の二店の他にも沢山の小吃店が営業している。
 榮興水果店:公園路と成功路の交差点、セブンイレブンの向かいの小さな果物店。その場でジュースを作ってくれる。季節によってはドラゴンフルーツもある。
 無名豆花:北忠街の(名前はともかく)有名な豆花店。ホテルからは阿憨鹹粥と同じく北へ向かい、最初の信号を左折してそのまま歩けば見つかる。うっかり通り過ぎないよう注意。
※北忠街を右折して西華堂方面に歩くと、朝食の店が何軒かある。

☆寺廟など
 西華堂 (一) (二) (三)
 阿憨鹹粥や無名豆花と同じ方向で、最初の信号を無名豆花と逆の右に曲がり、北忠街をしばらく歩けば着く。散歩先に最適。

 総爺老街(崇安街)・大銃街(自強街)
 台南の古い街並を見ることのできるエリア。首相大飯店からはすぐ近くで、阿憨鹹粥や無名豆花もエリア内と言って良い。詳しくは「台南の名所紹介記事 目次」から北区「崇安街や大銃街周辺」を見て、それぞれの記事を読んでおくれやす。



 とりあえずこんな感じで公開してみる。
 しつこいが、私はホテルと何の利害関係もない。そして仮に情報が間違っていても責任はとりません。

※2010.7情報修正
※2010.12情報修正(宿泊料など)
※2011.2主に写真追加